IBMは日本企業に似ているかもしれない

IBMは日本企業っぽい

 

なんていうと、どこがだよと総ツッコミをくらってしまいそうです。

言わずとしれたアメリカの大企業ですし、IT関係では後れをとっている日本企業と比べるなんて・・・。

 

どこが似ているのか?

技術に対して収益力が低く感じられるところです。

まぁ、完全に主観なので素人の戯言だと思ってください。

IBMは落ちぶれたと言われることもありますが、収益力は抜群に高いです。未だに大きな利益を稼ぎ続ける化け物企業です。少なくも日本の企業でIBMレベルの収益を稼げるのは、ほんの一握りの中の一握りです。

 

しかし、私の主観からすればIBMはもっと稼げてもいい気がします。アメリカでの特許取得数をみればわかりますが、IBMは相当数の特許を毎年申請・取得しています。しかも、AIや量子コンピュータなどの最先端分野もかなりの数です。

 

しかし、なかなかその技術が収益につながりません。クラウドではアマゾン、グーグル、マイクロソフトといった超巨大企業が先行しています。AIではワトソンはかなり有名ですが、これまた先の3社が強力なライバルです。

ワトソンも素晴らしいですが、まと完全に抜け出しているわけでもなく、収益性についてもこれから本格的な帰路に立たされる予感がします。

量子コンピュータについては、商用化のニュースも少し前にありましたが、現状では通常のコンピュータを超えるレベルではありません。つまり、こちらも本格的に収益に貢献するのはまだまだ先の話でしょう。

 

ちなみに量子コンピュータなんかはグーグルも強いですし、中国なんかも頭角を現す可能性が十分にあります。

 

とまぁ、IBMはそれぞれの成長が期待される分野でかなりの技術力を保持しているにも関わらず、なかなか収益に結びつかぜ、売り上げ・利益ともに減少を続けています。現在がビジネスモデルの転換期ということもありますが、そろそろ収益や売り上げも反転してほしいところです。

 

IBMについての私の考えはこんなところ。今後に期待したいところですが、果たしてAIなどの最先端技術で復活できるのか? はなはだ疑問はつきものです。

 

そんなことを述べてみたところですが、日本企業の方が現状はもっと難しい。少子化で人は減り、技術の伝承すら難しい。エンジニアを大切にしないといわれる日本企業ですが、経営が外国企業と秀でているかと言われたら決してうんとはいえない

 

優れた技術を持ちつつも、無駄な多機能であったり、市場に求められてないデザインだったり。どうも技術を生かしきれていない。技術力が落ちてきているといわれる日本ですが、それでも最先端の技術を未だに保有しています。中小企業のもつ技術を大切にし、収益体制を確立していかなければ、じり貧は間違いありません。

 

優れた技術は世界を発展させますが、会社を発展させるためには、優れた技術を収益に結びつける。そんな経営能力が大事なのかもしれません。

 

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