エリート銘柄のビザ(VISA)が苦戦中

 

 数カ月前までは株価好調だったVISAが最近苦戦しています。

 

 12月の暴落から多少は株価を戻していますが、同業態にして最大のライバルであるマスターカードと比べると軟調もいいところです。ダウ銘柄でありながら、あまりにも戻りが悪いように感じられます。

 

 落ちる時はがっつり落ちるのに、上がるときはちょっぴり上がる。くそ銘柄によくある動くになっている気もします。

 何故こんなことになっているのか。理由はわかりませんがいくつか予想をしてみました。

 

 ①今度の決算が相当悪い可能性

 今度いうと1月30日の決算ですが、これが相当悪いと予想されているのならば、下落も理解できます。しかし、それならばマスターカードが堅調な理由がわからない。同業態であるVISAとmastercardが、そんなに変わるとは思えない。VISAが悪ければmastercardも悪いのでは? と思ってしまいます。

 成長性はマスターカードの方が上かもしれませんが、今のところそこまで大きな差はないでしょう。

 

 ②見落としている悪材料がある

 これはあり得ますね。日本ではVISAなどの海外株の情報は入りにくいですので、大事なニュースを見落としていても不思議ではありません。

 ただ、悪材料といえばEUに制裁金を科されたニュースが入ってきました。ですが、これはマスターカードのニュースです。だとすれば、マスターカードの方が落ちそうですが、悪材料の出尽くしや、想像よりも軽い制裁金であったとするなるならば、マスターカードが上昇するのも頷けなくはありません。

 

 ③株価をあげるための助走

 これだととっても嬉しいけど、きっとないんだろうなぁ。

 上値を抑えて、多くの人が業を煮やし売り切った後に上がる。あるあるな気もしますが、どうでしょうか? VISAのようなグロース株かつ巨大企業の株を抑えるのは相当リスクが高い気もします。

 

 なんにせよ、アメリカ経済や政治が揺れている状況ですので、今後株価の変動はかなり大きくなると予想します。

 1月30日の決算が悪ければ大暴落、よければ多少あがると思いますが、米中関係や国境の壁建設関連、FOMCなどなど、個人では逆らえぬ大きなネタがいくらでもあります。短期的に見れば、少なくとも今は株の売買は避けるべきだと思われます。

 

 ただ、それでもVISAは長期的には上昇すると思っています。いうまでもなく、キャッシュレスは世界的に進行しており、VISAとmastercardは規模の利益を享受することになるでしょう。

 

 というわけで、ペイパル売却で失敗した私は反省を踏まえて、VISAはしばらくホールドしようと思います。

 

 VISAは主力中の主力株なのであんまり落ちないことを祈ります。あんまり落ちると心がもたないから。

 

 ということで、ではまた。

 

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